夜の間も黙々と操業が続く工場群の向こうから少しずつ朝が近づいてきた
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三陸沖から流れ込む霧が地球岬の灯台の下の海を覆い、幻想的な風景を見せてくれた
トッカリショから見るイタンキ方面
霧が押し寄せて海を覆う中、室蘭の特徴的な崖の姿を月の光が照らしていた
その向こうには霧に包まれながらも明るく光る街の灯が見えていた
はるか三陸沖から室蘭へ毎年押し寄せて来る霧が
険しい崖の向こうに位置する追直漁港を包み込もうとしていた
珍しく風がなく穏やかなマリーナの水面に荒々しい雷雲が映り込む
雷雲の上の空はそんな荒々しさをよそに星が静かに瞬いていた
相当昔の話、サンフランシスコの霧の夜景の写真に刺激を受け、
室蘭もきっとあの様な写真が撮れるはずと撮り続けてきた
そして今も室蘭の霧の夜景は素晴らしいと思う
朝を迎え、明るくなった空に浮かび上がる鉄の街のシルエット
降り注ぐ夕陽の光が港を守る灯台のシルエットを浮かび上がらせていた
強風が吹き荒れる鉄の街 すっと一筋の光が差し込んだ
イタンキのずっと奥まで行くと素敵な光が降り注いていた
David Middleton Photography
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